【SECの次の標的】
についてお届けさせて頂きます。
直近の動画でSECとXRPが今、
熾烈な争いを繰り広げているとお伝えさせて頂きましたが、
そんなXRPと争っている最中で、
次なる標的に目を付けたという
ニュースが飛び込んできました。
分散型取引所Uniswapの
開発企業Uniswap Labsが狙われている
といういうのが、
アメリカのウォールストリート
ジャーナルで報じられました。
報道によると、SECの取締部門の弁護士が、
投資家がどのようにUniswapを利用しているか、
Uniswapがどのように
マーケティングして顧客を集客しているのか
について情報を求めているようでして、
Uniswap Labsの代表者はWSJの取材で、
「同社は法令遵守にコミットしており、
規制当局に全力で協力する」
とコメントしているようでして、
一方、SEC側は調査についてコメントを控えた。
とのことでして、
「SECメッチャ好戦的だな・・・」
とリップル社と戦っている
最中である今、感じてしまいました。
そもそも、ユニスワップ【Uniswap】って
何って人もいるかもしれないので、
少し解説もしておくのですが、
上位通貨に関しましては、
バイナンスコインとドージー以外は
ほぼ特集させて頂いているのですが、
【Uniswap】
に関してはまだだったので、
この機会にご紹介させて頂くと、
【Uniswap】は
時価総額ランキングでは、
今は11位に位置する仮想通貨となります。
老舗コインでもある、
ライトコインよりも
上位に来ている通貨で、
一時はベスト10にも
を連ねた事がある通貨です。
「えっ、知らないよ・・・」
という方もいらっしゃるかもですが、
これまた無理もありません。
バイナンスやコインベースには
上場を果たしておりますが、
日本の仮想通貨取引所にまたまた
上場していない仮想通貨となるからです。
「またか・・・」
となるかもしれませんが、
ようやく最近になって上位通貨も
日本に上場してきている事もあり、
徐々にとなるのかもしれませんが、
SECに目を付けられたら
上場への道は再び遠のくかもしれませんが、
この【Uniswap】は
仮想通貨分散型取引所のUniswapが
独自のガバナンストークン【UNI】となっておりまして、
バイナンスコインと同じ概念と
考えて頂いても良いと思います。
公式ブログに掲載されてもおりますが、
トークンの発行上限は、
10億UNIで、2020年から
4年間に渡ってリリースされていく
予定となっておりまして、
【Uniswap】はこれまた
イーサリアムをベースに作られた
DeFi【分散型金融】の
仮想通貨でございまして、
2018年11月に登場したイーサリアム上で
ERC20トークン【イーサリアム上で生成されているトークン】を
swap【交換】できるプロトコル【伝達方法】です。
※スワップ(swap)とは?
ETHとERC20トークンもしくは
ERC20トークン同士をトレードすることです。
このDeFi系の説明をすれば
横文字パラダイスとなってくるのですが、
中央集権型の
仮想通貨取引所【CEX】とは違い、
ex;coincheck,bitFlyer
自身のウォレットを
ユニスワップDEX【分散型取引所】に
直接接続するだけで取引を開始でき、
本人確認(KYC)などの
作業が必要ないというのが特徴で、
DEX【分散型取引所】なので業者を
仲介することなく取引を完結することが出来ます。
通常の国内仮想通貨取引所は
ビットフライヤーやコインチェック、
ビットバンクのように
あなたと取引する間に
業者が挟まっており、
挟まっている事で、
スムーズに取引が
できるという事はあるんですが、
間に入られると手数料・個人情報など
含め絶対的に取られることにはなるのですが、
情報が占有されるような
クローズドで実施される事無く、
ETH開発者の一人である
Hayden Adamsにより発明され、
世界中の協力者によって
完全なオープンソースで開発されており、
誰しもがオープンソースなので、
手を加えて向上させることも可能と言えます。
イーサリアムを手掛けた方々が
開発に携わる仮想通貨は
ADAのチャールズホスキンソン氏
DOTのギャビンウッド氏
にしろ、やはり強いな
という印象を受けますが、
わかりやすくスマホのOSとかで言えば、
Googleのアンドロインドは
オープンソースですが、
AppleのiOSはクローズソースです。
Google:オープン
Apple:クローズ
スマホ端末を作る各社が
オープンソースのandroidを使い、
iPhoneは他の企業は触れなくなっており、
販売できるのは、Appleだけです。
通常の仮想通貨取引所は
どっちかと言えば、
Appleのクローズドですが、
DEX【分散型取引所】は
Googleのandroidのような
オープンで誰でもといったニュアンスです。
なので、トークン【仮想通貨】の上場基準が無く、
誰かが
コントラクトアドレス
=【イーサリアムの「契約のためのアドレス」】
にプールした数量分をスワップ(交換)
できるというシンプルな仕組みで、
今までDEXの主流であった
■ IDEX
■ Ether Delta
■ Kybernetwork
■ Ox
などが
抱える流動性や手数料の割高感という
課題を解決した新世代のDEXと言われています。
自由に上場できる点も含め、
Uniswapのユーザーと出来高は増え続けている
という状況です。
良い点を5つにまとめると
① オープンソースで開発者も手が出せない仕組み
ちなみにUniswapはスマートコントラクトで
制御されたアルゴリズムのみで、
自動でシステムが稼働し続けており、
例え開発者でも資金を操作することはできません。
② プールに流動性を提供すれば
手数料報酬が得られるインセンティブ設計
Uniswapのユーザーは誰でも、
ETHとETHと同価値分のERC20トークンを
プールにロックし流動性を提供することで、
ex;teikiyokin
ロックした金額の大きさに応じて、
Swapされたトレード額の0.3%から一部を
インセンティブとして受け取ることができます。
※プールとは?
ETHと、それと同額のERC20トークンを
プールにロックすることで、
報酬「Liquidity Provider Fee」を
流動性提供者で割り振った分を得ることが出来ます。
要はPOS,ステーキングと
同じような概念だという
理解で良いとは思います。
③ 中間管理者もいないので
トータルユーザーの手数料が安く抑えられる
中間マージンを恐ろしく持っていく
日本の販売所形式と比べても
遥かに抑えられた手数料で
取引することができるので、
ユーザーからすればやはり手数料の安い所で
取引・交換をしたいとなるのは
自然な流れと思いますので、
人気が出てくるのも必然とも思えます。
④ 上場ハードルが低く多彩な銘柄をトレードできる
銘柄が多いのは魅力の1つだと思います。
Uniswap
は誰もが任意のトークンペアを
上場させることが可能と言う所もありまして、
数も多彩になっていく仕組みが
作られていると言う所がミソですね。
⑤ AMMが導入された次世代型DEXである
ユニスワップを中心に開発が進められていた
AMM(Automated Market Maker:自動マーケットメーカー)である。
中央集権型の
仮想通貨取引所【CEX】や
従来のDEX【分散型取引所】では、
買い手と売り手を直接マッチングすることで
取引を成立させる方法が主流となっていた。
この場合、流動性が不足していると
マッチングが成立しにくく、
なかなか注文が通らない状況に陥ってしまう。
これに対してユニスワップは、
「プール(※流動性プール)」
と呼ばれる場所を設けることで
買い手と売り手のバランスを
維持させる方法を採用されています。
といった所がユニスワップが
ザックリしたユニスワップの
独自解説とはなるんですが、
ようやく本題感ですが、
SECがリップル社の次に狙われているのが、
このユニスワップ・ラボなんですね。
特に、直近、クレイトン氏から
委員長の座についた
ゲーリー・ゲンスラー委員長は最近、
DeFi(分散型金融)セクターへの規制に
対して意欲を見せているようでして、
先月のゲーリー・ゲンスラー委員長による発言では、
「参加者にデジタルトークンを報酬として付与したり、
同様のインセンティブを与えている
プロジェクトは規制対象になり得る」
と指摘し、DeFiの取引所にも、
投資家保護のための明確な義務が
与えられていないと懸念を示しているようでして、
先日、投資者保護の観点で言えば、
KYCなどがないと言う所で、
マネロンに使われたという事も含め、
各国からフルボッコ状態となった
【バイナンス】
がKYCをスタートさせたりと
世間の波に抗えないという点も考えられる中で、
極論、税金を取れる箇所でも
ある旨も考慮した上で、
罰金という名目で差し込んでくる
可能性もあるかもしれないなと考えます。
リップルのSEC問題に関しても、
罰金ということを取りたかったはずなんですけど、
それが取れないぐらい予想外の
反論を受けたので、
凄まじく戦っているんだと思うんですね。
リアルに訴えられたら、
過去の2020年末のリップルのように
大暴落する可能性を秘めていますが、
リップルのように引かずに戦えば、
今のリップルのような上昇フェーズを
維持できる可能性も秘めてはいるかなとは思いますので、
リップルには良い前例を作ってほしいなと
チャートを見ながら考えている所です。
ビットコインも予想を大きく下回った
アメリカの雇用統計があり、テーパリングの実施が
もしかしたら遅くなる可能性を示唆する報道もあり、
遅れないとは思いますが、
蛇口の閉めるタイミングが遅くなる報道は
仮想通貨市場には追い風とも言える状況かなと考えます。
下落トレンドを抜けて伸びていったので、
最高値の700万円までは本当に伺っていく可能性
出ているかなとチャートを見ながら考えたりもします。
そんな経過も今後お届けして参りますので
引き続きよろしくお願いいたします。
それでは!