今回は
【ヤバい円安】
といった所についてお伝えしていきます。
小難しい言葉ばかりではなく
かみ砕いてお伝えしていきますので
よろしくお願いいたしますm(__)m
「今回の円安はヤバい・・・」
そんなお話を耳する機会は
増えていないでしょうか?
Twitterトレンドに
年明け以降、度々でてくるようになりました。
今まで多少の円安は
輸出企業に有利なんてことを
耳にしていていて、
「あっ、そうなんだ~」
といったイメージを
持つかもしれませんが、
個人的にヤバい理由を
2つご紹介したいと考えています。
1つが今は打つ手が
無いという点です。
これだけ聞くといきなり
絶望感あると思いますが、
この円安が進む理由につきましては
日本が実施できない
各国がコロナ禍で緩めた
金融緩和政策を金融引き締めに
かかっていることが主な要因です。
コロナショックで1%の
緊急利下げなどを実施したアメリカ
日本は金融緩和を実施していたこともあり、
共に金融緩和という足並みを揃えることができました。
ただ、今は状況が変わり
テーパリング → 利上げ
へとアメリカは今、急ピッチで
金融引き締めを行っています。
テーパリングも6月終了予定を
3月に前倒しをして、
次いで、利上げを実施しました。
3月は0.25%でしたが、
次の5月のFOMCでは、
0.5%
の利上げを実施するのでは?
ということが織り込まれつつあります。
普通に考えて、
お金をもっておいて
金利のつく通貨を保有しておくほうが
良いと考えるのはごくごく普通とも言えます。
日本 = 金融緩和継続
アメリカ及び主要国 金融引き締め
イメージで行きますと
皆が大好きカルピスがあるとします。
昔みたいに原液をかって
水で薄めて飲むって機会は
減ってしまったかもしれませんが、
今までは皆同じくらいの
濃さだったんですね。
しかし、各国が
「そろそろ薄すぎない?」
といったニュアンスで
これ以上薄くしたらヤバいでしょ。
満足できないって人出てきちゃうよって
イメージを持ってもらえたら良いと思います。
だからこそ、コロナショックが起きる前くらいの
濃さに戻していこうという流れとなるわけです。
そんな中、日本はいまだに
濃さを戻すって対策は取らずに
「僕は薄め続けまーす!」
といった具合に水を足し
続けているような状態と言えます。
濃さが薄まる = 価値が薄まる
といったニュアンスで、
各国とは違う戦い方をしています。
結果的に、2021年、
テーパリングの
話題がで出したあたりから
徐々に円安方向に
振れていっていましたが
3月に入ってチャート的に
ブレイクアウトしたのもありますが
円安は留まる事を知らずに
今は127円半ばを付けていたりします。
この127円に突入していく
要因の1つに
【無限指し値オペ】
を実施したことになります。
これは日銀が金利が上がることを抑制する為に
0.25%で買いを無限に入れ続けるという事を
実施すると発表したわけです。
この行為こそ、日本が金融緩和を
維持する姿勢を鮮明にしたことを意味するとも考えます。
では、なぜ日本は金利を上げたくないのか?
それは借金大国日本で
ある所以とも言えると考えます。
グラフを見て頂くと、
年々、国債残高が
増えていることが分かります。
それに応じて金利も右肩下がりで下がっている。
皆が給付金だなんだという
お金の捻出先でもあるともいえるのですが、
年々、借金が膨らんでいることを意味します。
グラフの中に存在する国債費
ただでお金を貸してくれるわけではないので、
借りた分に対して利子を支払わなければいけないんですね。
車でも家でもローンを組むときに
金利って存在すると思うんですが、
この金利って低いに
越したことないと思うんですね。
理由はシンプルで、
支払うお金が少なくなるから。
毎月借りて、毎月返しての
繰り返しをしている状態なのが
今の日本の状態
桁数が多いのでわかりにくいですが
24.3兆円返して
新たに36.9兆円借りている
明らかに膨らみ続ける公算です。
桁数を落として、
2000円返して
3000円借りていたら
借金1000円増えますよね?
これを続けていきているわけです。
借金が増える理由
問題を先送りにしてきている
ともいえるのですが、
このツケが今来ているとも考えられます。
言ってしまえば
上げをするとなれば、
金利が上がる事にもなるので、
あくまで例としてのお話ですが、
借金が約1000兆円ある
今の日本で1%の金利をあげると
単純に10兆円金利の利払いは増えてしまう。
そんな政策が取れますか?
といった所です。
ココまでは表の理由とも言えます。
ただ、今からお話するのが
ヤバい理由2つ目の所なのですが、
デフレ脱却をこの機で
実施しようとしているのでは?
といった点です。
黒田総裁が任期に着いた際
発言されていたのが
物価上昇2%
と言う目標でした。
早期達成も容易といった姿勢でしたが、
しかし、それをずーっと叶えられずに来ました。
日本にしみついた
デフレマインドを取り除くことは
極めて困難な状況と言えるからです。
値上げという言葉に敏感ですし
100均など、デフレの象徴ともいえる
企業なども躍進していきました。
ただ、本当の目標はデフレ脱却
世界各国がインフレに悩んでいますが
日本は直近までデフレに悩んでいたわけです。
世界的な言い方で言えば、
インフレ脱却をしたいのですが
日本はデフレから脱却したい
だからこそ、
今の機会が丁度良いと考えている
可能性があるのではないかなと考えます。
2年で2%から10年で1%と
苦渋の決断を迫られたわけです。
この機会を絶好のチャンスと思わずに
どうすると考えてもおかしくないように思います。
【スタグフレーション】
スタグフレーションとは?
不況にもかかわらず、世の中のモノやサービスの
価格(物価)が全体的に継続して上昇すること。
英語表記「stagflation」の日本語読みで、
「stagnation(景気停滞)」と
「inflation(インフレーション)」の合成語です。
であるとの指摘もあると思いますが、
全員の賛同を得る事は難しく
何事も替える時は痛みを伴う
皆は変化を嫌いますから
絶対的な反対が出るのも当然だと思います。
ただ、反対されたから止めましたでは
何も変わらないので、変えていくという決断を
決めたのであれば、揺るがずに進むべきだとも思います。
失われた30年と呼ばれる
今のままでは日本は
衰退しかないとも思えてしまう中なので、
デフレ脱却する為に舵を切るというのは
やってみるべきなのかもしれません。
今の銀行預金の数字が意味を成さなくなる
可能性も0ではないと言うことも念頭に置きながら
いつもお伝えしている
想通貨、ドルなどの外貨、不動産など仮
に資産を分散して、今の保有資産価値を保つ
円ベース1択で持つことが
いかに恐ろしいのか?
今のような思考をもし、
日銀が持っていれば、
今の円安を本気で
止めに掛からない可能性はあります。
そうなれば130円なども全然視野に
入ってもおかしくないようにも感じます。
何に資産を分散させるのかは
人それぞれだと思います。
ただ、円1択だけはヤバいといったことは
今回の件でご理解頂けたかもしれません。
【卵を1つのカゴに盛るな】
といった投資格言もあるぐらいで、
日本円で持っているってだけでも
日本円に投資しているのと
同じ状態とも言えますから、
かごを落として
全部割ってしまう事は避けるべきでしょうから
複数のかごに分けて
おくことをオススメします。
仮想通貨・不動産・ドルに
分けておく事で
日本がバコっとダメになってしまっても
他のモノで資産を担保しておくことができれば
と言うことをオススメします
今からじゃ遅いと
思われるかもしれませんが
今からでも
後でダメになるかもと考えるのであれば
今からでも遅くないと
思っていたりもするので
そんな事を含めても
今回お届けしたヤバい円安
表向きの理由がある上でと
日銀の皆さんが考えているであろう
デフレ脱却といったことが
本心で思っているのであれば
先ほどのような事も
考えてもおかしくない点含めて
ドル円130円に突入していく事を
視野に入れていっても良いかもしれません
さすがに国も行き過ぎの
チャートになってきているので
納めようとするコメントを
出すかもしれませんけど
具体的な政策がでないなら
厳しいかもしれないと
チャートを見ながら考えています
また今後も経過お届けします。
それでは!