【クジラ&テザー】
というテーマでお伝えさせて頂きます。
先週金曜日の12月3日100万円を超える
大きな暴落を市場は経験したわけですが、
ここで昨日お伝えした約54億ドルの
ロングポジションが清算された中ですが、
その後に、12月6日に強力な保有量が
世界3番目となるメガクジラが2,702BTCを購入した
と判明しました。
購入単価は50621.82ドル【約5,744,964円】
購入額は約155億円
決して、5万ドルを割ったタイミング
ではない時に購入しています。
現在の保有量:118,017BTC
平均取得単価:21,160ドル【約240万円】
総投資額:約2,800億円
BTC時価総額:約6,774億円【BTC価格:574万円で計算 ※12/8時点】
利益率:約241%
正直、桁違いの保有量です。
このタイミングでの
購入をどうみるかですね。
コインマーケットキャップで
時価総額ランキング4位に位置する
USDT
こと、テザー【Tether】
米ドルの価格と同等の動きをする
ステーブルコインと言われる仮想通貨です。
なぜ、競合ひしめく仮想通貨市場の中で
時価総額4位の位置に君臨できているのか?
これと同様に、もう語る
必要もないかもしれませんが、
テザー社が
1,000,000,000 #USDT (1,000,000,000 USD)
を立て続けに発行しました。
共に約1,130億円ほどの価値です。
基本的にビットコインを筆頭とした
仮想通貨を購入する為に発行されますが、
超絶的な量を発行し続けております。
現金として保有しておらず
色んな資産に裏付けされているとなっていますが、
規制のしようが無いともいえ、
闇の部分を抱えているともいえるテザーですけども、
ビットコインの爆上げをここまで支えているのは
個人的にはこのテザーの発行にあると考えています。
数量だけ見ても、
2020年から一気に発行量が
右肩上がりに伸びていることが見て取れます。
発行する ⇒ ビットコインを買う ⇒ ビットコインの価格が上がる ⇒ 資産が増える
といった現代の錬金術を使って、
自社の資産とビットコインの
価格を底上げしてきたといっても
過言ではないであろう状況の中で、
卵が先か、鶏が先か的な状況と
なっているようにも感じます。
時価総額とビットコインの価格は
コロナショックが起きた
2020年3月以降、右肩上がりでもあり、
価格の方は多少波を打っていますが、
このUSDTの発行で、
ドーピングのように資金を注入されて
価格が伸びていっているように個人的に思えます。
この無尽蔵とも言える供給があれば、
落ちる時に買い支えが入り、
上昇へと持っていく公算が強いとも言えますし、
ものすごい買い圧が存在しているとも言えます。
マイクロストラテジー社や
エルサルバドルとは違う意味で
価格を上昇させたいと考えている組織とも言えます。
XYMなどは日本が主流なので、
円ベースで見てよいと思いますが、
ビットコインは全世界的に取引があるので、
インフレ国では法定通貨よりもビットコイン
エルサルバドルでは法定通貨化もしている中で、
ドルベースでみる事も大切かとも思います。
今は節目となる5万ドルの攻防戦です。
この5万ドルを割り込んでいけば、
短期上昇トレンドは終わりをきっと迎えます。
【恐怖と強欲】
指数で見てみても
暴落時は16と総悲観ともいえる
「極度の恐怖状態(Extreme Fear)」
状態でしたが、
今は28と少し復活してきました。
まだ恐怖指数に
ある事は変わりませんが、
価格がここまで上がってきた中なので、
下がっても年始の300万円までは下がっていない中なので、
まだまだ高値圏ではあると思いますが、
【フラッシュクラッシュ】
とも言われるロスカットを
巻き込んでの下落だったってこともあるかもしれませんが、
新型変異株の登場で
金融市場全体が一気にリスクオフへと
移行したことも大きいのかもしれません。
そんな意味ではどこまで影響するかは
わかりませんが、
絶対に知っておくべき
ニュースをお届けもします。
中国恒大集団は日本時間7日午後、
米ドル建て債の利払い猶予期限を迎えたが
利払いは完了されなかったようで、
ロイター通信など複数のメディアは
利払いが確認できないと報じた。
恒大の公募債としては初の
債務不履行(デフォルト)になった
可能性があると報じられました。
過去の動画でも、9月頃に
この中国恒大集団のデフォルト問題は
取り上げておりましたが、
遂に運命の日がきた可能性があります。
確認できないのはグループ会社が発行した
米ドル債の8249万ドル(約93億円)分の利払いで
11月6日の当初期日までに支払わず、
30日間の猶予期間に入っておりました。
今回、もしデフォルトとなると
中国企業で過去最大のデフォルトになる可能性があります。
今の中国は共同富裕論があり、
過度に儲かっている業界への締め付けが凄いです。
IT・不動産系は今回大きくあおりを受けており、
今回、デフォルト可能性が出ている
中国恒大集団は中国2位の不動産会社で
香港に上場し中国南部・深センに本社を置き、
約20万人の従業員を抱えています。
これ以外にも、年間380万人以上の
雇用の維持に貢献しているともいわれていますが、
この雇用が失われる可能性があります。
株価はダダ下がりではありますが、
国もまんま壊すわけではなく、
上手く解体していくような感じには
さすがになると思いますが、
今までの中国恒大集団は姿を消し、
どちらかといえば政府系の不動産会社として
再建を図っていくかもしれません。
利払いこそはできていませんが
中国恒大は6日、
新設するリスク管理委員会メンバーの過半数を
政府系の代表者が占めると発表しています。
リーマンショックのような
皆が突然の事でビックリするような
【ハードランディング】
で世界に衝撃を与えないように、
9月くらいから市場も
「デフォルトするんだろうな~」
といった織り込み期間が、
公になってから約3~4ヶ月あったので、
織り込んだ上での
デフォルトになる可能性があるので、
【ソフトランディング】
となる可能性があります。
この件に関してはお届けしている時には
さらなる進捗が出ているかと思いますが
ただ、今影響が即なくとも
後に金融市場で影響が出る可能性はありますし、
バタフライ効果
バラフライ・エフェクト(butterfly effect, バタフライ効果)とは?
ほんの些細な事がさまざまな要因を引き起こした後、
非常に大きな事象の引き金に繋がることがあるという考え方のこと。
で後にこのデフォルトがきっかけで
なんて事も十分考えられると思います。
サブプライムローン問題が起きた
2007年でその波紋から
翌年の2008年に
リーマンショックが引き起こされ、
金融市場が大暴落となった経緯もあります。
1つの大きなキッカケがあり、
ドミノ式に崩壊の負のスパイラルが発生し、
Wikipediaにも言葉が掲載されている
世界金融危機 (2007年-2010年)
へと発展していきました。
コレが引き金でグレートリセッションが引き起こされました。
グレート・リセッション(英: Great Recession)とは?
2000年代後半から2010年代初頭までの間に
世界市場で観察された大規模な経済的衰退の時期を指す。
これは奇しくも2021年世界経済フォーラム
(WEF:World Economic Forum)特別年次総会
(通称:ダボス会議)で実施するはずだったテーマの
【グレートリセット】
にとても近しい言葉だと私は思います。
大きな経済危機が来てから
約10年ほどが経ちました。
2020年のコロナショックを
組み入れるかは何ともですが、
早めの金融緩和を実施したこともあり、
NYダウなども急激に伸び続けていますが、
その反動で31年振りとなる高水準の
インフレ圧力や長期化しているインフレ問題もに対して
早くお金を絞っていく方針に
切り替えたいアメリカのFRB
じわじわと何かが起きる前兆を感じます。
そこで仮想通貨がどのような
位置づけでふるまうことが出来るのか?
■ リスク資産の立ち位置で巻き込まれるのか?
■ インフレ対策として金のような立ち位置となるのか?
今、瀬戸際の攻防を見せている
仮想通貨市場にも今回お話した諸々の影響は
必ず及んできます。
特にアメリカ経済に影響が出た時は
大きく仮想通貨市場にも影響が出るでしょう。
ビットコインだけでもなく、
リップルやジムといったアルトコインも
間違いなく影響を受けます。
今回のフラッシュクラッシュも少なからず
他の金融市場の影響は出ました。
仮想通貨市場だけではなく
全体の流れを見た上で、
トレードをしていく事は大事かもしれません。
今日は諸々盛りだくさんですが、
以上となります。
それでは!