【リップルSWELLを終えて】
というテーマでお伝えさせて頂きます。
リップルのSWELLも無事に終了しまして、
三角保ち合いを抜けたXRPではありますが、
今回の下げを事実売りというのか?
は私的には何ともですが、
アメリカで10月の消費者物価指数の上昇率が
前年同月比6.2%と約31年ぶりの高い水準だったことが報道されると、
前にお伝えしたハイパーインフレも
本当に現実味が少しずつ帯びてきているようにも思いますが、
より一層のインフレ懸念が強まり、
結果的にインフレが意識された時買われやすい
ビットコインに買いが入り、
ビットコインが史上最高値を更新しまして、
約780万円近くまで急騰しました。
年末1000万円って数字にも
徐々に迫ってきている気もします。
前日にはAppleCEOのティムクック氏ですら
仮想通貨をもうポートフォリオに組み込むといった
発言が出るなど
大手企業も
海外ではこぞって保有している様子も見て取れますが、
過熱感も十分伝わってくるような
今の仮想通貨市場ではありますが、
ただ、そこからは大きく
垂直上げからの垂直下げが発生し、
ビットコインの急落に巻き込まれた事で
リップルも下落してしまったという
経緯はあったかなと思います。
ただ、価格的にも150円を一時突破もしまして、
SWELL開催中に価格が上がっていくってことは
過去の中ではなく、
事前にピークが来ていることが多かったので、
今回は事前の期待上げが無かったこともあり
少しの事でも、
「おっ、いいね!」
といった具合に市場が反応したのかもしれません。
SWELLの中で発表された
企業向けの新たなソリューション
【Ripple Liquidity Hub】
を2022年にローンチする計画を発表しました。
このソリューションは、
企業が仮想通貨の流動性(=Liquidity)を
確保するためのサービスで、
仮想通貨の普及を拡大するために、
容易に流動性を確保できるソリューションを提供して、
銀行やフィンテック企業らの
仮想通貨業界参入を増やすことが狙いみたいで、
要は個人ユーザーが参戦するというよりも
より大口の投資家を市場に招き入れる事に寄与する
サービスを提供しようといった感じで良いと思います。
サービスに関しては
使ってもらってナンボ
大口をターゲットにした
サービスを展開していくニュアンスと
個人的には解釈しています。
流動性とは?
金融市場では一般的に、仮想通貨や株などの
資産を即座に売ったり、交換したりできる度合いを指します。
例えば、分散型取引所【DEX】では、
取引を行う投資家がいる一方で、
対象の取引を実現するため、
裏でDEXに自身の仮想通貨を預け、
投資家が滞りなく売買できるように
流動性を提供しているユーザーがいます。
最初は6銘柄に対応し、
その後は取り扱う銘柄を増やしてく予定みたいです。
XRP(リップル)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ライトコイン(LTC)
イーサリアムクラシック(ETC)
ビットコインキャッシュ(BCH)
リップル社の強みと言えますが、
SECと法廷闘争をしている最中、
これまで約2年間、送金ソリューション
【ODL(オンデマンド・リクィディティ)】
を提供するために、
XRPの流動性を管理してきた経験値があります。
他社と比べても優位性のある経験を活かし、
他の銘柄に対しても
企業に流動性を提供できるサービスとなります。
今回のSWELLの発表で、
RippleNetのジェネラルマネージャーは
「仮想通貨の売買や保有ができる
ワンストップのソリューションが
必要であると顧客企業から需要があった」
と説明しており、
需要に対して対応していこうという
意志を示した発表となりました。
リップル社は今回の発表で、
今お伝えしてきた
【Ripple Liquidity Hub】
の最初のパートナー企業として
【Coinme】
がなるとも発表しました。
Coinmeは法定通貨で仮想通貨を
売買できるサービスを提供している企業。
Coinmeのアプリをインストールすれば、
対象のATMで仮想通貨の売買ができるようになるみたいです。
ATMで仮想通貨を買える時代に
突入してきている中ですが、
それがドンドン拡がっていくイメージもあります。
通貨発行権や既得権益があるので
思い通りには進まない所もあると思いますが、
仮想通貨同士だけで法定通貨を介さずとも実社会で
気兼ねなく商品・サービスをやりとりできる時代となっていけば、
新時代突入と言えると思います。
公式ウェブサイトによると、米国の48の州で、
何千という箇所に対象のATMが設置されているとのことですが、
今の仮想通貨を売買している
どちらかといえば、
ネットスキルなどに長けた方だけを
ターゲットとするのではなく、
「ネットで売買なんて怖い~」
と言っているような方でも
仮想通貨を普段使いのATMで
実施できるとすれば、
新しいユーザーの開拓に
繋がっていくのかもしれません。
今回のパートナーシップによって、
まずはRipple Liquidity Hubのアルファ版(テスト版)
をCoinmeが利用することが決まったようで、
続いてベータ版が来て本リリースといった
流れになっていくのかもしれません。
日本ではあまり耳にしませんが
アメリカを筆頭とした大企業などが自分自身の資産を
守るために仮想通貨に資産を分散して
振り分ける様になってきているのも事実ですし、
資産構成が現預金50%となる日本と
現預金比率がたった15%しかないアメリカとでは、
根底のマネー教育が
違うといった点はございますが、
アメリカでは街中のATMで
仮想通貨を売買する方々も
もしかしたら既にもう多いのかもしれません。
SWELL自体が【実需】を
発表していく場でもございますので、
そんな所にリップル社が突っ込んでいければ
XRPの価格に対しても
良い展開も今後見えていくのかもしれませんね。
まだSECとの法廷闘争は終わっていませんが、
良い結果で終わってほしいものです。
それでは!