仮想通貨市場を翻弄した
【テスラ】
といったテーマでお伝えさせて頂きます。
波乱を巻き起こし続けた
米電気自動車(EV)大手の
テスラのCEOイーロンマスク氏の
Twitterを含めた言動の数々。
2021年はイーロンマスク氏に振り回された
仮想通貨相場であると言えたかなと考えます。
時系列をまとめていきますと
2020年12月21日:マイクロストラテジー社のCEOが
イーロンマスク氏に助言
エピソード0みたいなもんですね。
2021年1月29日:イーロンマスク氏がTwitterのプロフィールに
#bitcoinと記載したことでたった数分で約15%も高騰
イーロンマスクのビットコインの
振り回しが始まりました。
個人的にも下降型の三角保ち合いを
バコっと力業で突き破る事をしてきたことを覚えています。
当時の最高値圏の400万円を付けており、
前回バブルの2倍くらいの価格だったので、
この辺で終わるかなと思っている
方々も多かったフェーズでしたので、
一気にショートのロスカットを巻き込んで
急上昇していきました。
本格バブルの始まりともいえる
上昇を作るキッカケでした。
2021年2月8日:テスラ自体もビットコイン(BTC)に
15億ドル(約1580億円)を投資していたことが判明➡世間を賑わせました。
事前に買っていたビットコインを
無理やり引き上げるような結果となったので、
自分の力だけでビットコイン価格を
操作できたともいえるような動きだなと感じます。
2021年3月24日:テスラ社のBTC決済を開始
ビットコインが上昇トレンドラインを
割りそうなタイミングだったんですよね。
割らさない為にとっさに発表したのかなと
当時考えてしまうレベルでした。
ココまではポジティブニュースでしたが、
↓ ↓ ↓
ココからはネガティブニュースとなってきます。
2021年4月26日:第1四半期(Q1)の財務報告でテスラ社が
保有分の10%となる約300億円分(2.72億ドル)を
売却済みと発表が出ました。
この時くらいから、みんな
「あれ?」
と思いだしたくらいだと思うんですね。
しっかり利食いしており、
価格を爆上げさせて売り抜けたとも
言えるような行動とも個人的には捉えられます。
この辺の動きも加味して、
チャートリーディングする上で、
4月22日なので少しコッチの方が早いですが、
三尊の可能性に言及し出しているくらいの
タイミングですね。
2021年5月13日:イーロンマスク氏がテスラで
ビットコイン決済の停止を発表
環境面を加味してとの発言に正直、
ビックリしましたね。
事前にわかっていたことですよね?
と素直な言葉が出てきます。
知らなかったなんてことは
通らないだろうなと感じています。
運命の日とも言えます。
三尊完成を自分で
実施しに来たがごとくのニュースでした
上昇トレンドラインをしっかり割ってきた事で、
三尊完成が決まった瞬間でした。
三尊形成により、
上昇トレンド → 下落トレンドに
突入していくなと考えました。
完成前に事前警戒ツィートも
動画含め複数だしておりましたし、
実際、事前に利確して
逃げ切れたという方もいらっしゃいました。
2021年5月17日:イーロンマスク氏が
ビットコイン売却を示唆
「ビットコイナーは次の四半期、
テスラが保有していたビットコインを売却したことを知ったら、
自分の頬を叩くことになるだろう。」
「確かに(間違いないね)」
とツィートしたことにより、
「えっ、テスラ売っているんじゃない?」
との憶測が出て、
一気に不安を市場に与えたとも言えます。
これも伝わり方とは思いますが、
たった1行のツィートで世間に
与える影響は凄まじいとも言えるでしょう。
2021年5月19日:テスラはダイヤモンド・ハンド発言
ダイヤモンド・ハンド(ダイヤモンドの手)とは、
投資コミュニティの用語で、
価格が下落しても硬く強く「保有し続ける」という意味。
その対義語が「ペーパー・ハンド(紙のような弱い手)」で、
容易に相場に左右されて売ってしまうことを指すんですが、
これをツィートしても、
もう勢いのついたジェットコースターには
代わりはないので、
少しの反発を仮にうめたとしても
直近でまた最高値を狙いにかかるような
ムーブメントを起こす力は
もう無いともいえるかなというのが所感です。
2021年5月:テスラ含み損へ一時突入
ビットコインの大暴落により、
取得原価を割り込み一時含み損へと突入したテスラ
米国公認会計士協会は、
企業がビットコインを保有している場合、
ビットコイン価格が上昇しても
売却まで評価益として計上できないが、
下落して取得価格を下回る場合は
売却前でも損失計上が必要との見解。
大量保有するテスラやスクエアは
4-6月期で減損減失の可能性も出てきているようで、
含み益は幻
含み損は現実
となってしまうという
ケースも考えられる状況になってきました。
テスラは第1四半期の利益分を
吹っ飛ばしてしまうかもという報道も出ていますが、
一件、マイナスのようにも思えますが、
その分、支払う税金分を
無くすことができたりもするので
節税できるともアメリカの税制上を考慮すれば
場合によって捉えることができるかもしれません。
そこまで考えて価格操縦しているのであれば
本当に凄いなと感心してしまいますが。
上下させているのであれば、
わざわざ自分が損になる様に操作はしないはずなので、
ある程度、何か思惑があるのではと考えます。
イーロンマスク氏が暗号資産を支持したからって
ビットコインの価格がどうのこうのも
個人的にはあまり考えていません。
とか
ビットコインマイナーたちが
イーロンマスクに再生可能
エネルギーの計画を公表している
から価格が上がったとかの
短期的な目線で見ていて
振り回されても大変だと思うので、
ニュースの影響は
0ではないかもですが、
全てはチャートリーディングに尽きると思っています。
イーロンマスク氏だから上がったとかではなく、
チャート的に上昇する形状だからだというのが
個人的な回答です。
何でもかんでも、
ニュースで上下しているわけではなく、
チャートをしっかり見て、
判断していく事が大切だと考えております。
今後も、このような配信を
ドンドン続けていきますので、
引き続き、よろしくお願いいたします。